仮説思考ってどんな考え方だろう?
巷には外資系コンサルティング会社の経験をベースとした「仮説思考」を謳う書籍もありますが、情報量も多く、今ひとつピンとこない人もいるはずです。
そこでこの記事では
・「仮説思考」とは何なのか?
・どうやって「仮説思考」を身につけていけばいいのか?
を解説します。
仮説思考とは何か?
まずは仮説思考という言葉を簡単に解説します。
「仮説思考」とは
仮説思考とは、限られた既知情報から、未知情報を推論する因果関係のロジックを作る思考法
ここでポイントとして押さえていおきたいのは以下の2つのポイントです。
・限られた既知情報に基づいている
→「情報を網羅的に調べる」はNG
・因果関係のロジックを仮説として作る
→「既知情報と未知情報の因果関係」が説明出来なければならない
大きな前提として、あくまでも「知らないこと」を推論する考え方ですので
知らないことがあった
↓
✕ 調べよう!
◎ 推論して仮説を作ろう!
という発想であり、網羅的に調べることとは真逆の態度です。
また、推論するといっても
根拠はないけど私は~だと思う!
仮説思考修得のための4つのステップ
仮説思考を身につけるためにすべきこと
こうした仮説思考を身につけるために、このブログでは以下の4つのステップで整理しています。
仮説思考修得のための4つのステップ
- 【第1講】知的好奇心の本質「仮説」を理解する
- 【第2講】仮説思考実践者のマインドセットを理解する
- 【第3講】仮説思考の実践方法を理解する
- 【第4講】仮説検証を理解する
大きな流れとしては、まず知的好奇心と仮説の関係性を学びます。
自分が知らないことを知りたい!
次に、仮説思考実践者のマインドセットとして
仮説は外れた方がいい!
こうした前提を理解した上で、いよいよ本題である仮説思考の具体的な実践方法を第3講で解説します。
・分析仮説:与えられた情報の因果関係を論理的に考察する仮説(原因分析&結果予測)
・戦略仮説:目標達成までの施策展開の道筋を戦略として表す仮説
こうした2つの仮説を使いこなすことによって、仮説思考は実際の課題解決に役立てることが出来ます。
最後のテーマは仮説検証です。立てた仮説をベースにどうやってPDCAを回していくのか、具体的な実践方法を解説します。
以上、こうした流れで仮説思考を実践的に身に着けていくプロセスをお届けします。
【第1講】知的好奇心の本質「仮説」を理解する
「知的好奇心旺盛な人の特徴「仮説思考」│自分の頭で考える人の知的習慣」
あの人はどうしてあんなに知的好奇心が旺盛なんだろう?
そこでこの記事では
・知的好奇心旺盛な人の特徴
・そうした人の知的情報習慣
を解説します。
>>【第1講】知的好奇心の本質「仮説」を理解する
【第2講】仮説思考実践者のマインドセットを理解する
「仮説は外れた方がいい理由│仮説思考実践者のマインドセット」
仮説が当たると嬉しい!
しかし「仮説検証を通じて目標達成を実現する」という観点からは、むしろ仮説は外れた方がいいと言えます。
そこでこの記事は
・なぜ仮説は外れた方がいいのか?
・仮説思考を実践するための重要なマインドセット
を解説します。
>>【第2講】仮説思考実践者のマインドセットを理解する
【第3講】仮説思考の実践方法を理解する
「仮説思考の本質│分析仮説と戦略仮説の実践&トレーニング方法」
情報を鵜呑みにせず、自分なりの仮説を持とう!
そこでこの記事では
・「仮説思考」とは何か?
・分析仮説と戦略仮説
・「仮説思考」の実践&トレーニング方法
をビジネスの現場で仮説思考を徹底的に活用してきた経験からご紹介します。
>>【第3講】仮説思考の実践方法を理解する
【第4講】仮説検証を理解する
「仮説思考で成長を仕組み化する「仮説検証スキル」のトレーニング」
仮説検証って、具体的にどうやってやるの?
仮説検証は「仮説を立てる→実行する→検証する→…」を繰り返すことで仮説の精度を高める技術です。言葉や概念は簡単ですが、いざ実践しようと思うと「あれ?」と思うところが多々あります。
そこでこの記事では
・「仮説検証」って具体的に何をしたらいいの?
・「仮説」ってどうやって立てるの?
・「検証」って実際は何をするの?
を解説していきます。
>>【第4講】仮説検証を理解する
おわりに
この記事では仮説思考の基本的な考え方と実践方法を整理しました。
仮説思考に加えて、論理的思考や本質思考といったその他の思考法については以下のリンクもご参照ください。
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