ウワノキカクのキカクメモ│問題解決のための論理・ロジカルシンキング

問題解決のためのロジカルシンキングを学ぶためのブログです。

やりっ放しNG!自己分析・性格診断結果が出たらやる3つの行動

「自己分析を頑張ってやってみたけれど、結局その後何も変わらないんだよね…」
「性格診断も結果が出たときは楽しいけれど、やりっぱなしになってすぐに忘れちゃう」

というお悩みを抱える人も少なくありません。


そこで今回の記事では

自己分析をやりっぱなしにしないための「自己分析・性格診断の結果が出たらやるべきこと」

をご紹介していきます。

自己分析・性格診断の結果がでたらやる3つの行動

f:id:amsoat:20191018134556j:plain

自己分析の目的

まずはじめに大事な前提を確認しておくと、自己分析は目標達成を確実にするための重要な手段という位置づけです。


もう少し詳しく言うと、自己分析の目的は…

自己分析の目的

  • 自分にあった無理のない目標設定を実現する
  • 結果として、ラクに楽しく目標が達成できる

ということを目指しています。

「目標を決めて、達成のために毎日コツコツ頑張ろう!」

と決めたとしても

✓ そもそも目標がいまの自分に合っていない
✓ 決めたことをやろうとしても、なんだか行動が続かない
✓ 目標を極端に高くしすぎたり、低すぎてモチベーションにつながらなかったりして、目標設定が機能しない

といったことで、うまくいかないということが起きてしまいます。


「目標設定にありがちなミス」を排除し、必要な行動を継続することが苦ではない状態をつくることが自己分析の最大の狙いです。

POINT

自己分析の目的
自分にあった無理のない目標設定で、行動の継続が苦ではなくなり、ラクに楽しく目標が達成できるようになる

自己分析後にやる3つの行動

目的はわかるとして

「何で自己分析が目標達成につながるの?」

というつながりを明確にしておくと…

自己分析をする
→自分の「価値観」や「性格・気質」「強み・弱み」などの自分の中の変え難いものがわかる
ブレない軸が確立する【やること①】
軸に沿った目標が設定できる【やること②】
ストレスなく行動が継続できる【やること③】
目標が達成される

こういった変化を次々と起こす起点になるのが自己分析です。


つながりを見ると分かる通り、自己分析後には大きく分けて3つのやることがあります。

自己分析後にやる3つの行動

  1. 自己分析結果から「ブレない軸」を言語化する
  2. 軸に沿った目標を設定する
  3. 目標を達成するための習慣的行動を決めて実行する

これらの行動をせずに自己分析・性格診断の結果だけ見ても、何も変化が起きなくて当然ですね。

POINT

自己分析が終わったら「ブレない軸の言語化」「軸に沿った目標設定」「習慣的行動の設定」をやること

1.「ブレない軸」を言語化する

分析結果が出たら、その内容から「ブレない軸」を言語化します。


例えば、性格診断サービス「エムグラム」をやった私の診断結果は以下の通りでした。
f:id:amsoat:20191018151011j:plain

#危ない橋は渡らない
#果てしない熟考
#妥協とは無縁

#察しが良い
#ドライ
#ひとりの時間も大事
#感受性高め
#協調性少なめ

上から順に強い資質ですので、仮に上位3つに注目して、自分なりに解釈しながら理解を深めます。

#危ない橋は渡らない
物事のメリット・デメリットを慎重に判断し、価値あることを厳しく見極められる【百発百中の判断力】
 
#果てしない熟考
周囲の人が「そこまで考えたのか!」と驚くほど深く考えることが自然にできる【徹底した戦略的思考】
 
#妥協とは無縁
一度やると決めた目標は絶対に妥協せず、何があっても達成させることができる【高い目標達成能力】

自分の言葉で解釈し直し、記憶しやすく自分がワクワクする端的なキャッチコピーをつけるのもいいですね。


上から順に、他者と比べて特徴的で、かつ息を吸うように当たり前にできることですので、こうして言葉を整理すると「ブレない軸」になります。


この軸が有効に活かせる環境に身を置くことで、自然体でストレスなく暮らしながら、高いパフォーマンスを発揮することができまし、反対にこれらの特徴が強みになりえない環境に身を置いてしまうと、自分のやることなすことがすべて裏目に出てしまい、毎日がストレスフルな地獄になります。


導き出した「ブレない軸」はスマホアプリや手帳などを活用しながら、毎日見返して徹底的に頭に刷り込むようにしましょう。

POINT

自己分析の結果は、必ず自分の言葉で言い換えて、頻繁に見返すこと

2.軸に沿った目標を設定する

続いて「軸に沿った目標設定」を行います。


ここでいう「軸に沿った目標設定」とは、「軸となっている強みを活かすことで達成しやすくなる目標を定める」ということです。

軸に沿った目標設定の考え方
<ブレない軸>
#危ない橋は渡らない【百発百中の判断力】
#果てしない熟考【徹底した戦略的思考】
#妥協とは無縁【高い目標達成能力】
 
<目標設定>
◆NG例
毎日300件ノルマのテレアポ営業でとにかく新規顧客を獲得する
✕ 1日の大半が行動になると、せっかくの判断力・思考力が活かせない
✕ 目標が曖昧だと何を達成すればよいかわからない
◆OK例
手段は自由で3ヶ月後に新規顧客の売上2倍を達成する
○ 戦略的に考えて、効果の高い方法を見つけるところから強みが活かせる
○ 明確な目標設定は粘りを生み、妥協せずに挑戦し続けられる

同じ「新規顧客の獲得」というテーマであっても、手段と目標の設定の仕方一つで、その人の強みが生きるか死ぬかが変わってきます


「何をどうやって達成するか?」を軸に沿った形で設定することがとても大切です。

POINT

同じ内容でも目標設定のやり方1つで、ストレスも成果も大きく異なる

3.習慣的行動を設定する

最後に、「習慣的行動」というものを決めていきます。

「習慣的行動」とは、目標達成のために毎日必ず実行する小さな行動のこと

せっかく筋のいい目標を設定したとしても、具体的な行動に落とし込めなければ、達成には繋がりません。

ブレない軸を活用した「習慣的行動」例

  • 毎日1時間早起きして、徹底的に考える時間に充てる
  • 毎日、その日にやった行動とそこから得られた結果を記録し、目標とのギャップを確認する
  • 狙った施策が思ったようにいかなかったときは、30分間必ずその振り返りを行う

上記で明らかにした軸を徹底活用する視点をもって、日々の習慣を決めましょう。

POINT

ブレない軸を活かす習慣を設計すると行動が着実に変わり目標達成に近づいていく

目標・行動設定のより具体的なやり方

目標・行動の設定についてはもう少し具体的に知りたい!

という方は、次の記事「価値観や強みを活かす科学的目標設定」を御覧ください。

おわりに

f:id:amsoat:20191018134611j:plain
特に性格診断系のサービスは、その手軽さから「やっておしまい」になることが非常に多いです。


しかし、せっかく時間を使って客観的なデータを得ることができたのですから、それを使わないのは非常にもったいないこと。


「人生に迷わない自分の価値観を知る方法│自己分析の王道手順」「自己分析のための信頼性の高い性格診断サービス3選【無料】」を見ながら自己分析を勧めた暁には、しっかりとその後の言語化・目標設定・習慣設計までやりきっていきましょう。


そして、今回決めた内容を日々の具体的な行動として定着させるためには

どうやったら忘れずに毎日行動できるかな?

の具体的な答えが必要ですので、次の記事を必ず確認して下さい。
ウワノキカクのTwitter

記事になる前の「思考法や科学の知識」「考え方のアイデア」をツイートしています。ぜひフォローをお願いします。
ウワノキカク@思考法ブロガー (@Uwapon) | Twitter