ウワノキカクのキカクメモ│論理的思考のトレーニング

論理的思考をはじめとした思考力向上のためのノウハウブログです。

論理的思考力が高い人の違いは理由の深堀り│ロジカルシンキングの実践法

論理的思考力がある人って実際何が違うの

というのが気になるところ。「この人すごい賢い感じ!」というのはなんとなく分かりますが、普通の人と具体的に何が違うのかが分かれば、意識して同じ様に考えることができるはず。


そこでこの記事では

・論理的思考力が高い人の違いは?
・どうすれば自分にも真似できるの?

を解説していきます。

論理的思考力が高い人の違いは理由の深堀り

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違いは「理由の深堀り」の徹底度

そもそも「論理的である」とはどういうこと?

の定義が大事なところですが、ここでは実践的に、論理性を「十分な主張と理由が揃っている度合い」と考えましょう。

「論理的」とは

  • 論理性=結論×理由
  • 論理的であるためには「結論×理由」のセットが必要(どちらかがゼロになると論理性もゼロになる)

「結論だけ」「理由だけ」のステートメントは論理的ではないと考えます。

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その上で「論理性」というパラメータをあげようとすれば「結論の明瞭さ」「理由の深さ」を上げる必要があるわけですが、論理的思考力の高い人は「理由の深堀り」に違いがあります。

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なぜ「結論では差がつかない」「理由で差がつく」と言えるのでしょうか。

「結論」では差がつかない2つの理由

「結論の明瞭さ」ではそれほど思考力で差がつかないと言える理由は2つあります。

「結論」では差がつかない2つの理由

  1. (そもそも)結論は「当たり前のこと」 でいい
  2. (極論)結論は何でもいい

「~だ」「~するのがよい」という結論そのものの新奇性が価値を生む場合もたくさんあります。しかし、本当に価値のある議論は、結論は「当たり前のこと」だがその理由に新奇性がある場合です。ニュートン力学が価値ある議論であるのは「りんごは地面に落ちるのだ!」という結論ではなく

なぜりんごは地面に落ちるのか?

という理由説明の体系がすばらしいからです。むしろ、誰もが当たり前と疑っていない常識に論理的な理由をつけられることの方が価値が高いと言えます。


また、論理的に考えるということは、極端に言えば結論は何でもいいということでもあります。論理力を鍛えるディベートでは、1つの主題について賛成・反対のどちらの立場になっても立論できるように訓練します。

私は賛成です!

という個人の主張如何ではなく、与えられた主張(賛成/反対)の立場にあわせて立論・反駁する力が論理力とされます。極単に言えば、論理において結論は関係ないとも言えるわけです。
 

ロジカルシンキングを使った理由の深堀り方法

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ロジカルシンキングのベース「3つの論理の型」

では、どうやって肝心の「理由」を深堀りしたら良いのでしょうか。そのヒントになるのが、ロジカルシンキング・論理的思考のベースにある「論理の3つの型」という論理展開の基本原理の活用です。

論理の3つの型
①"言い換え"【具体と抽象の論理】
「同じ事象は、具体化・抽象化して言い換えることが出来る」という論理
②"構造化"【分析と総合の論理】
「複数の事象をそれぞれ1つの部分と見立て、それらを組み合わせることで1つの全体として構造化することが出来る」という論理
③"因果関係"【原因と結果の論理】
「複数の事象を、あるものが原因、あるものがその結果として時系列に沿って関連付けることが出来る」という論理

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初めて目にする言葉も多いかもしれませんが、言っていることは当たり前のことで

・「これとこれは同じだね」=言い換え
・「もっと全体を整理して話して!」=構造化
・「なんでそんなことになったの?」=因果関係

こうした言い方を日常的に使いますが、複数の情報を的確に言い換え、構造化し、因果関係を明らかにすることが、論理的に考えるということです。


「言い換え・構造化・因果関係」という「論理の3つの型」を使った情報展開演繹による推論が組み立てやすく、妥当性の高い論展開が可能です。

言い換え【具体と抽象の論理】の実践例

まずは身近な具体例を見ていくことで、3つの論理を使った考え方を理解しましょう。

言い換え【具体と抽象の論理】の実践例
結論:ケーキを買って帰る
理由
・母に「夕食後に食べるから甘いもの買ってきて」と頼まれた
・「夕食後に食べる甘いもの」とはケーキやプリン、アイスなどのことであり、文字通り砂糖のことではない(言い換え【具体と抽象の論理】)

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こうした日常的なコミュニケーションの中でも、相手の抽象的な言葉を具体的な概念に言い換えて判断することは当たり前に行っています。あまりに当然のこととしてやっていると、そこに論理があることすら見過ごしてしまいます。

構造化【分析と総合の論理】の実践例

次に「構造化」という論理です。

構造化【分析と総合の論理】の実践例
結論:今は製造部の課題解決に注力する
理由
・海外市場に進出すべきか否かを社内でアンケートを実施したところ、概ね賛成意見が多かった
・アンケートを部署別に意見を分類すると、製造部だけが具体的な課題を提起していた(構造化【分析と総合の論理】)

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特定の部署だけに課題がある!

ということに気づくには、アンケートを漫然と見ていてはダメで、何らかの軸(例えば「部署」)に沿って分類し、試行錯誤して明らかに傾向が違うセグメントを見つける必要があります。

因果関係【原因と結果の論理】の実践例

最後に「因果関係」の論理です。

因果関係【原因と結果の論理】の実践例
結論:Aくんはテストの結果に喜んでいた
理由
・【原因①】定期テストの点数が60点だった
【原因②】前回のテストは30点だった(因果関係【原因と結果の論理】)

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原因分析の際には「1つの原因では結果が予測できないので2つ目の原因まで探ろう」という考え方があります。

因果関係を分析するときには、必ず2つ目の原因まで考えよう!

という指針があれば、「なんでAくんは60点なのにあんなに喜んでいるんだろう?」と疑問に思わずに済むわけです。

「3つの論理の型」を使いこなす

以上が論理的な理由の作り方のエッセンスですが、現実的にはこれらの論理を複数組み合わせてることで理由をどんどん強固にできます

「3つの論理の型」を組み合わせて理由を作る例
結論:Aくんはテストの結果に喜んでいた
理由
【原因①】Aくんは今回の定期テストの点数が60点だった
【原因②】今回は学年末テスト【具体化】、ここでの点数が高校受験の結果に大きく影響するテストという位置付けである【抽象化】
→言い換え【具体と抽象の論理】
【原因③】Aくんは前回のテストで苦手な数学で30点を取ってしまい【分析】、今回は最低でも50点を取らなければ受験は大変厳しい状況である【総合】
→構造化【分析と総合の論理】
・原因①~③の組み合わせで結果を説明
→因果関係【原因と結果の論理】

このように情報を論理のルールにしたがって展開することで、理由を深堀りし、論理的な説明能力を上げることができます。これが所謂「論理的思考力が高い人」が自然とやっている考え方です。

「3つの論理の型」を使いこなす方法

こうした論理の使い方を自分のものとして身につけるためには、以下の方向の取り組みが重要です。

「3つの論理の型」の個別の論理をもう少し学びたい場合
具体化⇔抽象化、分析⇔総合、原因分析⇔結果予測のそれぞれの論理展開をもう少し学びたい場合は、下記を参考にしながら自分の訓練したい論理に焦点を絞って、日々の中で実践トレーニングを繰り返しましょう。
 
ロジカルシンキングの本質講座│論理的思考の苦手克服トレーニング
「2.論理的思考の苦手克服トレーニング」の項目を参照

より実践的なテクニックを学びたい!

という方の場合はコチラ。

「3つの論理の型」の実践テクニックを学びたい場合
言い換え・構造化・因果関係を実践するための具体的な手法・ツールを以下の記事で学びましょう。
 
【図解】論理的思考とは│論理の型でロジカルシンキングを実践的にトレーニング

テクニックの大まかな紹介はブログ記事でも出来ますが、更に発展的・実践的に使うならば動画で学ぶのが一番オススメです。

「3つの論理の型」を使いこなせるようになりたい場合
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オススメの書籍はそれぞれのリンクの中に入れていますので、そちらをご参考下さい。

おわりに

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「理由」を深堀りして考えるのが大事!

ということがこの記事のメッセージでした。


より多くの相手が納得できる「理由」を深く考えて作り込むことが一番のポイントです。「論理の3つの型」を活用しながら考える力を高めていきましょう

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